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じゃがいもの豆知識

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じゃがいも(馬鈴薯) ナス科

私たちが食べているじゃがいもは、塊茎(かいけい)と呼ばれる部分で、正確には茎を食べている事になるんです。

そんなじゃがいもを大きく分けると、メークイン系と男爵系があります。

メークイン系は、肌がツルンとして縦長なのが特徴です。煮崩れしにくく、カレーや煮込み料理などに向いています。

シンシア

シンシア

男爵系は、肌がゴツゴツしていて丸い特徴があります。煮崩れしやすく、ポテトサラダやコロッケなどに向いています。

キタアカリ

キタアカリ

じゃがいもには、新じゃがいもと貯蔵じゃがいもがあります。

新じゃがいもとは、様々な定義があるようですが、結の実農園では、じゃがいもの葉がまだ青い状態で収穫し、貯蔵せずに出荷するじゃがいもの事を指します。その為、水分が多く含まれ、皮がとても薄いです。皮は少し擦れただけでも剥けてしまうほど薄く柔らかいので、皮ごと食べて頂く事がおススメです。

じゃがいもの花

じゃがいもの花


新じゃがいもは、地域によって出回る時期が違います。南から北へと移動していきます。
九州:3月~6月 (秋じゃが)11月~12月
関東:5月~8月
北海道:7月~11月

九州など温かい地域のみ2度作る事ができます。その為、2度芋と呼ばれています。

貯蔵じゃがいもとは、葉が完全に枯れた状態で収穫し、貯蔵した後に出荷するじゃがいもの事です。
貯蔵している過程で、水分量が少なくなり、皮が硬くなっていきます。また、秋じゃがいもは低温で保存する事で、じゃがいもの主成分であるデンプンを糖に変化させながら休眠します。その為、甘味が増し、新じゃがいもとは別の味わいを楽しむ事が出来ます。

・じゃがいもに含まれる栄養素
じゃがいもには、ビタミンCがたくさん含まれています。
ビタミンCは、美肌ビタミンと言われ、シミなどの原因になるメラニン色素の生成を抑えてくれますが、加熱すると破壊され、効率よく摂取しにくい性質があります。しかし、じゃがいものデンプンに守られている為、加熱しても壊れにくく効率よく吸収する事が出来ます。
また、血中コレステロールを下げたり、風邪予防、疲労回復などに効果があるそうです。
他にも、カリウムが豊富に含まれており、カリウムは、ナトリウム(塩分)を排出する役割があり、高血圧に効果があるそうです。

・保存方法
じゃがいもは、暗くて涼しい場所(常温)で保存する事をお勧めします。
日光や蛍光灯の光に当てると、表面が緑色になり、ソラニンと云う有毒成分が発生します。
また、じゃがいもには、休眠期間というものがあり、収穫後、一定期間(60日~100日と品種により違う)は芽が出ない期間の事です。この休眠期間が過ぎたじゃがいもは、芽がでる可能性があります。この芽の部分にもソラニンが含まれています。
少しでも保存期間を長くしたい場合は、リンゴと一緒に保存すると、リンゴから出るエチレンと云うガスがじゃがいもの発芽を遅らせてくれます。
もし、緑色になったり芽が出たりしたら、皮を厚く剥いたり、芽の部分を取る事で食べる事が出来ます。不安な場合は、食べない方が良いです。

じゃがいもには、色々な種類があり、結の実農園では、こんなじゃがいもも育ててます。

シンシア

シンシア


ノーザンルビー

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シャドークイーン

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