こんにちは。
福岡では、約2週間ぶりの雨です。こういう時は、恵みの雨って言うんですよね。
8月の雨には、感謝出来なかったのに・・・。
まだまだ百姓精神が養われてないみたいです。
農業をやっていると、「全てを受け入れる」と云う考えがとても重要だと感じてます。
なぜなら、人間の力ではどうする事も出来ない物事が多すぎるんです。
例えば、畑さんの性格や天候、野菜さん達の機嫌や微生物君達の関係など、どうする事も出来ないんですよね。
これらの事を、どうにかしようとすると人間に掛かる負担が大きすぎる様な気がするんですよね。
実際に、最初の頃は自分の思い通りに行かない事にイライラしてしまってたり、精神的にやられて体調を崩したりしてました。今でもまだまだイライラしてしまう事がありますが、人間ですから、少しずつ成長できる様に、日々、家族や野菜達と向き合っていきます。
来年の2月~3月に収穫予定の人参。今年最後の種まきです(人参)。
人参は、発芽させる事がとても難しい野菜です。
発芽さえ上手く出来れば、虫の被害などは少なく、無農薬野菜の中では作り易い野菜だと思います。
発芽のコツは2つです。
人参は、好光性種子と言って光を好む性質がありますので、種まき後の覆土は薄くする事。
もう一つは、発芽までの期間が長い為、水切れを起こさない事。その為に、種まき終了後、もみ殻などで被覆し水分の蒸発を防ぐ事です。
この時、厚く被覆すると機嫌を損ねて発芽しない事があるので、もみ殻被覆も薄くする事がミソです。
また、人参(セリ科)は、隣同士の人参達と競り合って成長するという特徴があり、出来るだけ近くに沢山の人参達がいる事が望ましいです。成長する過程で間引きし、大きく育てる事が人参を上手く作る方法です。
畑がある方は、無農薬人参に挑戦してみてはいかがですか?美味しいですよ。